グループリビング運営協議会設立趣旨

財団法人JKAの「高齢者生活共同運営住宅(通称:高齢者生き活きグループリビング)」補助事業は、COCO湘南台の高齢者グループリビングをモデルにして始まりました。

「お互いの自主性を尊重した共同生活を通じて生涯自己実現を図りつつ老いる」というコンセプトの下で運営されるグループリビングの先進性に着目し、その社会的普及を支援するために2005年度から2011年度にかけて実施され、日本全国で現在16件の実績を持つにいたりました。また補助事業以外でもCOCO湘南台をベースにNPO法人グループリビング川崎によるCOCO宮内等が作られました。

こうしたグループリビングの相互支援とさらなると普及を目指して、NPO法人COCO湘南が2008年から3年間、JKA補助事業「全国高齢者生き活きグループリビング支援事業」を実施し、HPの運営や登別ワークショップの開催、グループリビング運営者のネットワーク構築などを実施して参りました。

多くのグループリビング運営者から、さらなる運営者同士のネットワーク強化とグル―プリビングの普及を望む声をいただいております。

そのため、この度、新たな組織として任意団体「グループリビング運営協議会」を設立することにいたしました。グループリビング運営者や運営者をめざす団体、個人の相互支援、相互啓発とともに、全国に向けてグループリビングの普及啓発活動、調査研究等を行い、我が国における豊かな高齢者居住の推進に寄与することを目的とします。